MESSAGE

山尾 幸弘

Sustainable growth

約30年前、終身雇用や年功序列が当たり前だった当時の日本の硬直的な人的資源を取り巻く状況を目の当たりにして、もっともっと「人が活きる、人を活かす」という思いを抱き、その理念を実現したいという思いでHC(Human Capital)事業に転じました。

その後、2002年に、その「人が活きる、人を活かす」という理念を「軸」(Axis)として、高度プロフェッショナル人材の紹介を専門とするアクシスコンサルティングを創業し、以来、コンサルティングファームやIT業界への人材紹介を強みとして、日本企業とグローバル企業の成長に貢献すべく取り組んでまいりました。

この30年の間、グローバル化の進展に加え、国内の労働力人口・構成の変化やテクノロジーの発展による高度な専門性へのニーズの高まりなど日本を取り巻く環境変化により、日本企業は内部の人的資源への依存から脱却し、転職・外部人材採用の活性化、女性・シニア・外国人といった人材の多様化、そしてコンサルタントなど外部プロフェッショナルの知見の活用が進むなど、日本における人的資源を取り巻く環境や働き方は大きく変化してきました。

これから先に目を向ければ、とりわけ、社会変革の促進や社会的課題の解決に大きなインパクトを与える高度プロフェッショナル人材は、今後、その必要性がさらに高まることが確実です。そして、デジタルテクノロジーの更なる発展に伴い、社会的規模での働き方改革・多様化が加速度的に進み、これからは、一つの組織に属した働き方だけではなく、フリーランスを含めたより柔軟な働き方・価値創造のモデルも求められるようになっていきます。

今後、2030年には、労働人口の減少に伴い、そうした高度プロフェッショナル人材が日本国内だけで400万人以上も不足すると見込まれます。私たちは、そうした課題に先回りして、人材紹介分野での強みを活かしながら、高度プロフェッショナル人材の多国間での循環型の紹介基盤の確立、フリーランスがプロジェクトベースで活躍・活用できるプラットフォームの創設など、より大きな課題解決に向けた役割を果たし、日本と世界の持続可能な成長に貢献していくことが使命だと考えています。

アクシスコンサルティングは、「人が活きる、人を活かす」という変わらない理念を「軸」として、HC事業を通じて、新しい価値を創造し、すべての人が活き活きと働く社会創りをめざします。

代表取締役社長 山尾 幸弘