インタビュー

キャリアの成長を支援し、自己実現を共に目指すパートナーに。

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  • ビジネス

髙取 丈夫TAKATORI TAKEO

両面コンサルタント

入社年
2014年入社
前職の経歴
アパレル業界 法人営業/新規事業企画推進
出身学部・学科・専攻
政経学部 法律政治学科

Q1. 入社した理由、決め手についてお聞かせください

前職はワイシャツメーカーで法人営業を行っていたのですが、アイデアを考えてそれを形にする仕事が好きだったため、ゆくゆくは独立したいという志を持っていました。ただ、ビジネスパーソンとして成長できる環境を考えたとき、人材もしくは情報分野のベンチャーへのキャリアチェンジが良いだろうという結論に至り、この2軸で転職活動をスタート。結果的に人材業界は将来的に独立がしやすい、かつ未経験でもトライしやすいということで、転職エージェントや人材紹介ビジネスを第一候補としました。

このような軸で転職活動をしているときに出会ったのがアクシスコンサルティングで、「多種多様な業界を相手にサービスを展開するコンサルティング会社がクライアント」であることなど、私が求める条件にマッチしていました。また、当時のアクシスコンサルティングは創業10年強というベンチャー企業でしたので、「会社・サービスを創り上げる体験ができる」という点にも魅力を感じ、入社を決意しました。

Q2. 入社前と入社後に感じたギャップなど意外なところを教えてください

人材紹介業の難しさですね。もちろん、ある程度は覚悟して入社したのですが、企業と求職者の双方に私の価値を感じていただくためには、各マーケットや採用手法への深い理解が必要不可欠です。

私はまったくの未経験で業界に飛び込んだので、知識やスキルのキャッチアップに苦戦し、なかなか振るわない日々が続きました。当時の社長には「3年間は成果を生み出せなくても投資期間として見守る」といった温かい言葉をかけていただいたことが励みになり、苦しい思いをしながらも2年ほどかけて一定の成果を生み出せるようになりました。

現在は教育・育成制度が整い、当時のような「裸一貫でもがき苦しみながら成長する」といった傾向はなくなったのですが、こうして入社当初を振り返ると、人材業界やベンチャー企業の厳しさを余すことなく経験でき、転職エージェントとしての自負もこの時代を通して学べたと感じています。それも今では非常に良い思い出です。支えてくださった上司、先輩、同僚の方々には非常に感謝しています。

Q3. ご自身が担当されている現在の仕事内容についてお教えください

主にシニアマネージャー~パートナークラス(年収1億程度まで)のハイエンド領域の両面エージェントを担当しています。

両面エージェントのおもしろさは、わらしべ長者的にビジネスが展開するところにあります。というのも、ハイエンド人材は企業の重要ポストに入社します。すると、その人材は企業の採用といった経営課題に向き合うことになるので、次は発注者側として「採用支援で協力してほしい」といったオーダーをいただき、関係を継続できるのです。

もちろん、継続的な取引には、その都度私の介在価値を発揮する必要がありますが、すべての企業・求職者と誠実に向き合うことで、長期的な信頼関係を構築できます。当社に入社してから10年以上、2000人以上の求職者のキャリアに全力で向き合い、企業の採用を支援し続けてきました。

Q4. 仕事のやりがい、最も印象エピソードなどがあれば教えてください

両面エージェントとして、企業・求職者、双方の成長に貢献できるのが1番のやりがいです。例をあげるとキリがないのですが、印象的だったのは当時20代後半の求職者を担当したときのことです。

その方は当時コンサルタントとして活動されていたのですが、「起業したいという思いはあるが、次のステップで何をすべきかわからない」という状態でした。そこで私は、スキルや経験、起業という目標の実現を踏まえて、あるAIスタートアップ企業を紹介しました。結果的にその方は事業責任者としてその企業に入社し、戦略立案・新規顧客の開拓・サービスの定着など、さまざまな施策で事業を推進し、会社の成長に大きく貢献しました。

残念ながらその会社は他社に買収されてしまったのですが、その方は事業推進によって得た知見・スキル・人脈を活かして、目標としていた起業を実現しました。さらに、起業後に「採用を支援してほしい」と声をかけていただき、出会いから5年たった現在でも当社の取引先として関係が続いています。

このケースでは、私が支援した方がイキイキと働き、自己実現していく姿を間近で見られました。また、その方の活躍を通して企業の成長にも貢献でき、かつ今でも取引が継続しています。両面エージェントとしてのやりがいを強く感じられた仕事ということで、今でも強く印象に残っていますね。

Q5. 仕事の大まかな1日の流れをお聞かせください

08:00

子供の保育園登園、学校への送り出し、家事、朝のルーティンなど

10:00

始業、メール確認、スカウト、情報提供など

13:00

昼食

14:00

キャリア面談、企業ミーティングなど

18:00

サポート中の求職者の面接後フォローなど

20:00

終業 
※出社は週に1~2回

Q6. あなたマイパーパスや仕事をする上で大切にしている「軸=AXIS」を教えてください

「プロであるというプライドを持って二人三脚で転職支援に取り組み、必ず相手の目的・希望をかなえる」「企業と求職者をハッピーにする」
この2つが仕事をする上で大切にしている軸です。

少子高齢化により労働力人口が減少する中、日本経済を維持・発展させるには、キープレイヤー(ハイエンド人材)の力を最大限に活かし、国内企業の成長を支える取り組みが必要です。

プロのプライドを持って企業・求職者に全力で向き合い、二人三脚で目的・希望を実現する、それによって企業と求職者のハッピーをひとつひとつ積み上げる、その波及効果によって、日本経済、ひいては社会全体の維持・発展に貢献できると考えています。

これは私だけでなく当社全体のミッションでもありますが、その実現に向けて今後も誠実に目の前の課題に向き合います。

Q7. 人材紹介業の介在価値とは何だと思いますか?

人材紹介業の介在価値は、つまるところ「アハ体験(※ひらめきや気づきを感じる体験)の提供」だと考えています。採用やキャリアに悩む企業・求職者と接していて感じるのは、「自分たちの企業に必要な人材は○○」「自分の目標を達成するには○○業界に入るしかない」など、視野が狭くなりやすいということです。

このような、ある種の固執によって、採用戦略やキャリアプランの本質が見えなくなっているケースが多々あり、そこに私たちの介在価値があると考えています。「御社に今必要な人材は○○ですよ」「○○業界にこだわっているようですが、それ以外にも実現の手段はありますよ」など、企業がタッチできない領域の人材を探し出したり、その人が思ってもみなかった業界や働き方を提案したり、「アハ体験」によってハッピーを創出するのが私たちの仕事なのです。

また、このような形で企業・求職者の成長に貢献することで、人的ネットワークから派生する新しい商流の創造、経済全体の活性化を促せます。マイパーパスでもご紹介したように、企業・人材のハッピーを積み上げ、未来の日本をより豊かなものにする。これが社会に対する人材紹介業の介在価値であり、また存在意義だと思います。

Q8. アクシスコンサルティングの門戸を叩く新しい仲間に向けてメッセージをお願いいたします

ここまでの話でなんとなくご理解いただけるかもしれませんが、企業・求職者に全力で向き合い、長期的に価値提供を続けるのは容易ではありません。飽くなき勉強意欲と向上心でキャッチアップを続け、直ちに形にならない案件にも我慢強く、粘り強く対応することが求められます。

端的にいえば非常に泥臭い仕事ですし、負担が大きくなる局面も間違いなく訪れます。きれいごとではなく清濁併せのんで仕事ができる方でなければ、早期に挫折してしまうでしょう。

ただ、正しい道徳心を維持しながら誠実に企業・求職者に向き合えれば、ビジネスパーソンとして最高峰の体験・実力を得られるのは間違いありません。大きな志を持った人は、良い意味で他者に大きな影響を与えられると思います。
これを読んだ上でなお、「自分ならできる!」「チャレンジしてみたい!」という方がいれば、ぜひ勇気を持って飛び込んできてほしいと思います。