インタビュー

リカーリングモデルで長期的な成長を支え、キャリアを共に築く。

  • スキルシェア事業
  • マネジメント

大森 開OMORI KAI

プレイングマネージャー

入社年
2017年入社
前職の経歴
アミューズメント業界 法人営業
出身学部・学科・専攻
経営学部 経営学科

Q1. 入社した理由、決め手についてお聞かせください

知り合いからの紹介でアクシスコンサルティングと接点を持つ機会があり、事業内容やミッションに興味を持ったのが入社のきっかけでした。特に転職を意識していた訳ではなかったのですが、話を聞くうちにアクシスコンサルティングの事業の社会的な意義を感じ、この会社で働きたいと思うようになりました。当時は「何のために働くのか?」といった、仕事の大儀のようなものについて考えていた時期でもあったので、それらの要素とタイミングがうまく重なった感じでしたね。

日本の経済が長らく停滞している中、これからも労働力人口が減少していくことを鑑みると、当社が取り組むハイエンド人材の流動化やシェアリングは必要不可欠です。ビジネスを通して、このような社会課題の解決に取り組めるのは非常にエキサイティングですし、日本経済にとっても、私の人生にとっても大きな意味があると感じています。

Q2. 入社前と入社後に感じたギャップなど意外なところを教えてください

組織の雰囲気や社員の人柄といった部分ではギャップはなく、前向きで協力的な方々が多いという印象でした。一方、クライアント(企業・求職者)に対しては、意外なギャップがあったのを覚えています。というのも、「こんな私がハイエンド人材に何を提供できるのだろう?」「当社の事業価値を私のスキルで本当に伝えられるのだろうか?」など、クライアントとの相対に不安を感じる部分があったからです。

ただ、実際にお会いしてみると、ハイエンド人材だからと言ってありとあらゆる情報に精通している訳ではなく、たとえば現在の市場が求める人材像など、実務でカバーできない情報を伝えると喜んで受け入れてくださいます。これは、私にとってはいい意味のギャップで、「自身の提供価値を追及すれば重宝される」という感触をつかめましたし、改めてアクシスコンサルティングが取り組む事業の付加価値を実感できました。

Q3. ご自身が担当されている現在の仕事内容についてお教えください

入社から7年以上、業務委託で企業の課題解決を行うスキルシェア事業に携わっており、現在はプレイングマネージャーとして働いています。業務内容は多岐にわたるのですが、ひとつは、企業の課題に応じてフリーランスやブティックファーム(小規模なコンサルティングファーム)を提案・紹介するプレイヤーとしての業務です。もうひとつは、上長と相談しながら事業部の戦略/戦術を組み立てたり、チームメンバーの育成や管理を行ったりといったマネジメント業務で、プレイングマネージャーとして、日々さまざまな業務に取り組んでいます。

また、当社は全事業に共通する基本戦略としてリカーリングを掲げています。リカーリングとは、契約後もクライアントと長期的な関係を築くビジネスモデルで、アクシスコンサルティングでは人材紹介事業とスキルシェア事業を組み合わせて、企業と求職者の課題解決を継続的にサポートしています。
このような、人材ビジネスにおけるリカーリングの推進に欠かせないのが他部署との連携です。すでに一定の成果は出ているのですが、リカーリングをさらに加速させるためには、他部署との連携・融合をさらに深めていく必要があります。スキルシェア事業の責任者として、このような部署間の連携を推進する取り組みも積極的に行っています。

Q4. 仕事のやりがい、最も印象エピソードなどがあれば教えてください

ハイエンド人材の流動化やスキルシェアリングは、日本の産業を維持・活性化するのに必要不可欠なことです。日々の業務の中で事業の重要性や価値を実感する機会が多いですし、ビジネスで社会貢献ができているという実感を持って働けています。

また、数え出したらキリがないのですが、ハイエンド人材のキャリアを長らく支援、場合によっては協業できるビジネスモデルであるということも、やりがいにつながっています。創業時から現在まで関係が継続している人材も多く、限られたハイエンド人材とビジョンを共にできるというのはビジネスパーソンとして得難い経験ですし、それぞれが強く印象に残っています。

たとえば、「創業時に会長の山尾が担当し、その後は社長の伊藤が引き継いだ人材で、2~3回の転職を繰り返した後に独立して、現在は私が担当者としてキャリアをサポートしている」といったケースがあります。このように、ハイエンド人材のキャリアに点ではなく線で関われており、関係が続けば続くほど「私たちがやってきたリカーリングの仕組みや戦略は間違いではなかった」とうれしく感じますね。

Q5. 仕事の大まかな1日の流れをお聞かせください

09:00

出社

09:30

朝礼

10:00

経営会議

13:00

部署ミーティング

14:00

クライアント対応、メンバー対応

19:00

資料作成

20:00

退社

Q6. あなたのマイパーパスや仕事をする上で大切にしている「軸=AXIS」を教えてください

私が大切にしているのは、「その仕事は世の中にとって本当に意味があるのか」という視点です。もちろんビジネスなので利益を追求しなければなりませんし、自身の幸せのためにお金を稼ぐことも大切です。ただ、利益に偏ると楽しさややりがいといった部分が損なわれてしまい、物心両面での幸福が実現できません。

また、ビジネスの先人たちの言葉を見聞きしていると「”世の中のため”を追求することが中長期的な利益最大化につながる」といった結論に至ると感じ、ビジネスやキャリアの優先事項は利益ではなく”意味”なのだと考えるようになりました。確信とまでは言えないものの、現時点ではこの結論が私の軸になっており、クライアントやメンバー、または自身のキャリアと向き合うときはこの視点で物事を考えるようにしています。

Q7. スキルシェア事業を通じて成し遂げたいことは何ですか?

「企業・求職者が、最適な人的手段/キャリア手段をフラットに選択できる未来を実現する」というのが、私がスキルシェア事業を通じて成し遂げたいことです。日本は正社員雇用や終身雇用を中心とした文化が根強く、スキルシェアの浸透は一筋縄ではいかないと感じています。ただ、何もしなければ日本の企業・産業・経済は衰退していく一方なので、なんとしてもスキルシェア事業をマーケットに浸透させる必要があると感じています。

そこで、まず私たちが取り組むべきことは、スキルシェア事業のプレゼンスを正社員事業と同規模まで拡大し、少しずつ「スキルシェア=雇用や採用の新しい形」として定着させることです。その先に、企業・求職者がフラットに最適解を出せる未来が実現できると考えています。簡単なことではありませんが、未知のサービスだったシェアリングは、音楽・動画コンテンツ・車などのサービスを通して、すっかり世の中に浸透しました。スキルシェアが受け入れられる基盤は整っているはずなので、私たちの事業の価値を信じて、今後も粘り強く取り組みを進めていこうと思います。

Q8. 求職者に向けてメッセージをお願いいたします

「事業やミッションに共感したのが入社のきっかけ」とお伝えしましたが、入社当初から現在のような視座や責任感を持てていたかと問われると、そんなことはありません。視座や責任は、クライアントとの関わりやポジションの変化の中で少しずつ育まれていくので、「私にはそこまでの気持ちはない・・・」などと心配しないでも大丈夫です。

また、難しいビジネスに見えるかもしれませんが、入社前後のギャップで触れたように、誰でも必ず価値を出せる部分がある仕事です。業務をこなしていく中で自然と力はついてくるので「世の中をよくする仕事がしたい」「ビジネスを通して社会課題の解決に取り組みたい」といった熱い思いを持った方は、ぜひチャレンジしてみてください。